刈らないタイプの植毛について思うこと 主に欠点の考察

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刈らない植毛

刈らない植毛とは自毛植毛の術式の一つである
FUEの発展系ともいえるものです。

ドナーを採取する際に伸びた毛をバリカンで
刈る必要が無いので手術をしたことが
全くわからないというメリットがあります。

一見するとものすごく画期的で
最先端の方法のように見て取れなくもないですが
まずは冷静に特徴を掴んでおいたほうがいいですね。

その上で検討したほうがいいので
じっくり考察していきましょう。

・ドナー部を刈らない事によるメリット

植毛は頭部に傷が残ることが欠点ですが
(ドナー部に)メスを使わないから
より傷が目立たないとして注目を浴びたのが
FUEという術式です。

それを更に発展させたのが
刈らない(または剃らない)植毛と言われる方法です。

ドナー部となる後頭部や側頭部は
通常は採取しやすいよう
その部分を短く刈り込む必要があります。

そのため術後は不自然な見た目になるため
その点を仕事の都合上などで
懸念する方も少なくありません。

FUEだと更にそれが顕著かもしれません。

パンチという器具を使って髪をくり抜きますが
採取する範囲が狭いとそこだけ髪が薄くなるので
広い範囲から採る必要があります。

そのため長方形型に刈り込むFUTと比べて
刈り込む範囲が広いともいえます。

刈る必要がない方式はそんな悩みに
答えるべく誕生したのかもしれません。

文字通り刈り込む必要がないので
手術をしたかどうかは全くわかりません。

人と会う機会が多い営業職の方や
対面販売をされてる方、
髪の長い女性などは
メリットが大きいかもしれません。

特にロングヘアの女性は
再び元の長さに伸びるのに
数年を要することになるので
一番メリットがあると言えそうです。

もちろん男性で髪を長く伸ばしてる方も同様です。

技術が向上したのか単に流行りとして広まったのか
今では有名なクリニックでは選択肢が用意されてます。

単に刈らないと冠したものや
ノンシェーブといった横文字、
NCなどと略している場合もあります。

・ノンシェーブ植毛(FUE)の4つの欠点

簡単に言うと髪を伸ばしたまま
受けられるというのが刈らない植毛です。

一見するとメリットが大きく
いかにも最先端技術っぽく見えますが
そこまで賞賛されるほど高貴なものではありません。

むしろFUEから派生したものであって、
選択肢の一つと捉えたほうがいいと思います。

刈らない植毛法には大きな欠点も潜んでるので
その点もしっかり学んでおきましょう。

デメリットは主に以下の4つがあります。

1・毛根切断率が高い
2・多くのドナーが採りにくい
3・手術費用が最も高額
4・植え付け後に一旦抜けるのは同じ

1・毛根切断率が高い

FUEという術式は毛根を直接見れないので
傷つけるリスクがFUTより高まります。

移植しても生えなかったり
生えても産毛程度だったりする可能性が
高まるということを意味します。

髪を刈らないとなると
作業の難易度が更に上昇するため
リスクは更に高くなると思うのが自然です。

2・多くのドナーが採りにくい

通常のFUEより手間がかかるということは
摂れるドナーの本数も必然的に少なくなります。

狭い範囲の植毛なら良いのですが
つむじ付近が薄いなどの広範囲となると
全く向いていない術式と言えます。

3・手術費用が最も高額

手間が掛かる分、費用もかなり高くつきます。

クリニックによってピンキリですが
高いところだと1株あたり2000円ほどで
良心的なところでも1000円ほどかかります。

ちなみに通常のFUEでは
高いところだと1000円ちょっとで
良心的なところだと800円ほどです。

4・植え付け後に一旦抜けるのは同じ

移植後は一旦抜け落ちることは共通しています。

一度体から離れた髪は休止期に入るので
人工毛のようにそのまま長い髪の毛を
移せるわけではありません。

あくまでドナー部の不自然さを
防ぐという方法だということですね。

・ノンシェーブFUEの特徴まとめ

メリット

・ドナー部を刈り上げないので
術後に部分カツラなどで隠す必要がない

・人前に出る機会が多いなど
手術をしたことを隠したい時に効果を発揮
(ロングヘアの方は特に便利)

デメリット

・通常のFUEより難しい術式なので
毛根切断率が高くなる

・手間がかかることから多くの本数が採りにくい

・費用が植毛術の中で最も高い

・移植先は一旦抜け落ちるのは
他の術式と共通しているのでアドバンテージはない

という感じになります。

どちらかというとデメリットのほうが
大きい術式なので特別な事情がない限りは
受けないほうがいいでしょう。

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