植毛部にニキビが出来た時の対応 大半は問題なく落ち着く

シェアする

スポンサーリンク

植毛とニキビ

今回は植毛部に出来るニキビについて
取り上げていこうと思います。

原因はいくつかあるようですが
ほとんどは自然と解消していくので
あまり大きな問題にはならないと思います。

・植毛部にニキビが出来る原因

植毛手術を受けた方の多くは
移植した部分にニキビが出来る
経験をするといいます。

だいたい術後1ヶ月後あたりから、
発毛が始まる3~4ヶ月くらいの時期に
できやすいと言われています。

ニキビが出来る原因としては
主に3つ考えられます。

体質、外的要因、技術的要因です。

体質とは主に乾燥肌か脂性肌で
区分けされます。

ニキビは毛穴に棲みついている細菌が
多く発生することがきっかけで起こります。

アクネ菌が有名ですが、
通称ニキビ菌と呼ばれる細菌は
嫌気性菌といって酸素を嫌う特徴があります。

毛穴に皮脂や汚れが詰まることで
外気と遮断されニキビ菌にとって
最高の環境になるということですね。

植毛手術ではどうしても頭皮に傷を
負うことになるのでカサブタも出来ますが
そのような要因と脂性肌という体質がミックスし
ニキビが出来ると考えられます。

2つ目の外的要因とは、
気温や湿度に関することです。

寒い時期より暑い時期のほうが
ニキビができやすいです。

そしてカツラを被るなどすると
頭皮の湿度も高くなってしまいます。

当然そうなるとニキビ菌以外の
様々な細菌も増えやすい状態になります。

3つ目の外科的要因とは
ドナーである株(グラフト)の状態のことです。

株に何らかの汚染があった場合は
当然それも一緒に体に入れることになるので
免疫細胞が出動することになります。

株に触れないのはもちろん
なるべく外気に晒さないことなど
管理を徹底しているのであれば
株の汚染はまず起こりえません。

といっても無菌室で手術をするわけでは
ないと思うので完璧に外気と遮断することは
難しいので常にリスクはあると思います。

ちなみに手術用の手袋の
すべり止めとして使うパウダーも
ニキビの原因と言われています。

・気になるなら担当医に相談

植毛によってできるニキビの場合は
主に技術的な問題が
根底にあるような感じがします。

そういう意味でも完璧にこなすことは
難しいと思われますが、
あまり神経質になる必要はありません。

大抵は自然と落ち着くからです。

植毛を受けた多くの人が
経験すると言われていますが
数カ所に出来る程度の場合がほとんどで
放っておいていいレベルだといいます。

頭部の場合はシャンプーもするので
自然と殺菌が出来ることもあってか
重大問題にはなりにくいようです。

もし立て続けに多く出来て気になるのなら
植毛を受けたクリニックか、
皮膚科を受診するのがセオリーです。

ニキビに関してはかなり研究が
進んでいるようなので
民間療法で対処したいのなら
それでもいいと思います。

ニキビケアグッズはいまや
育毛剤とかシャンプーと同じく
星の数ほどありますよね。

ただ植毛の場合は外科的要因が絡むので
担当された医師に相談してから
判断するほうがいいと思います。

・植毛とニキビ、その対処法のおさらい

植毛後のニキビは体質と
外的要因(気温や湿度)、
外科的要因(株の状態)が
主な原因と言われています。

時には埋没毛を起こすなどして
毛嚢炎(もうのうえん)にもなりますが
多くの場合は自然と治癒していきます。

対処法としては気にならないのなら
放置しても問題はなく、
気になるのであれば担当医に相談したのち
ケア方法を決めるという感じがいいでしょう。

特にこれといって蒸れるなどの
要因がないのにニキビが頻発するのであれば
そのクリニックはどういう手術工程なのか
問い合わせてみるといいかもしれません。

スポンサーリンク

シェアする