植毛術後のシャンプーの注意点 低刺激と期間がポイント

シェアする

スポンサーリンク

植毛とシャンプー

植毛の失敗を防ぐために
大切なことは術後の過ごし方です。

その一要素となるシャンプーについて
いろいろ考えていきたいと思います。

ポイントとなるのは低刺激と期間の2つです。

・植毛手術後の洗髪のポイント

植毛に関する悩みの中でよく見かけるのが
シャンプーに関してです。

移植毛は頭皮に植えた直後から
体の一部として定着するわけではなく
ある程度時間を要します。

生着ともいいますが、
それまでに余計な刺激を与えると
せっかくの移植毛が抜ける恐れがあり
無意味となってしまいかねません…

本来はそこまで頻繁に行う必要ないですが
シャンプーが習慣化してる人が大半なので
そういう疑問が多いのだと思われます。

まあそれはさておき…
植毛手術後のシャンプーに関しては
低刺激と期間の2つの要素が重要になります。

まず低刺激について。

これは普段の生活においても同様ですが
シャンプーは低刺激のものを
使うのが基本中の基本です。

育毛の世界ではよくアミノ酸シャンプーが
勧められますがそんなに高価じゃなくても
良質なものはあります。

一見高くても量が多いなど
コスパが良いものも存在します。

薄毛に悩んでいる方の多くは
シャンプーに何らかのこだわりをもって
接していると思われますが、

もし何も気にしていなかったのであれば
植毛をいい機会として色々検討してみては
いかがでしょうか。

悪質なシャンプーは頭皮を荒らすだけでなく
経皮毒の危険性も孕んでいます。

次に期間についてです。

頭部を洗う事自体は術後二日目から
行うことができますが、
ふつうにシャンプーできるのは
ドナーがしっかり生着してからです。

医師によってその期間はまちまちですが
安全性を考慮して2週間後から
やったほうがいいと思われます。

それまではデリケートなやり方(後述)で行い、
その後もシャンプーはなるべく良質なものを
使い続けたほうがいいでしょう。

短いようで長い時間かもしれませんが
この間が一番重要な期間となります。

・植毛部のデリケートな洗い方

ではデリケートなやり方についてです。

まず術後2日目から1週間くらいの間は
移植部はスポンジで押し洗いをします。

シャンプーはベビー用やアミノ酸など
低刺激のものを使います。

植毛していない部分はいつものように
洗っても大丈夫です。

注意点は洗い流すときも優しく、です。

強い水流でも株が抜ける可能性があるので
シャワーでも洗面器でも勢いを
つけすぎないようにしましょう。

ドライヤーを使う場合は
冷風にしたほうがいいそうです。

温風でも遠ざけて当てると大丈夫そうですが
そちらのほうがより低刺激だと思われます。

術後1週間から2週間の時期になると
植毛部でも手で洗うことが解禁になりますが
強い水流はまだ避けたほうがいいようです。

もちろん爪を立てるのはNGです。

そろそろ生着する時期だと思われますが
もう少し我慢するべきですね。

ちなみにこの頃からカサブタが
取れ始めるのですが
一緒に毛がついていても無問題です。

移植毛は基本的に休止期に入るので
すぐに抜けるものだからです。

術後2週間以降は
通常のヘアケアが可能になります。

・最もデリケートなやり方で

術後のシャンプーのやり方は
各クリニック(医師)の間でも
細かい見解は分かれるところです。

基本は受けたクリニックのやり方に
従うべきと言えますが、
当ブログ的には最も慎重な意見を
取り入れるべきと感じます。

今回参考にさせていただいたのは
ヨコ美クリニックさんです。

そこが一番詳述されている上に
一番デリケートなアドバイスだと
感じたからです。

せっかく植えた株が抜けてしまっては
台無し以外の何者でもないので
慎重になりすぎるくらいでいいと思います。

植毛の失敗はXファクターと言われる
原因不明の要因がありますが
その多くはH(ヒューマン)ファクター、
つまり人間によるものという指摘もあります。

交通事故と共通した部分があると感じます。