※コラーゲンの効果について賛否両論ありますが
ここでは被験者の髪が太くなったアメリカの実験結果を考慮して
(髪に)効果があるものとして話を進めていきます。
どんなにすばらしい栄養素でも
体に吸収されなければ意味がありません。
しかしコラーゲンは高分子のタンパク質なので
吸収しにくい欠点があるのです。
分子量が多いとそれだけ分解するのに
手間がかかってしまうためですね。
そこで注目されるのが低分子コラーゲンです。
通常のコラーゲンの分子量は30万ほどですが
低分子コラーゲンは数千とかなり少なくなります。
ちなみにコラーゲンペプチド
という言葉もありますがほとんど同じ意味です。
(「低分子」は体の外で科学的に分解したもの、
「ペプチド」は体内の酵素で自然に分解されたもの、
という感じで微妙にニュアンスが違う程度です)
おすすめはフィッシュコラーゲンです。
以前は牛を原料にすることがほとんどでしたが
BSE問題が発生したことから
注目度が集まり始めたコラーゲンです。
フィッシュコラーゲンは最終的に粉末状になります。
低分子なので吸収量は牛や豚と比べて7倍も高いといわれており
水にもよく溶け味も匂いもほとんどありません。
選ぶ際は品質がいい国産のものはもちろん、
魚の皮を原料にしているものがベターです。
うろこを原料にしてるタイプもありますが
加工時に塩酸を使用するため
品質が皮より劣ると言われているからです。
あと大事になるのは小腸の働きと
合成に関わる栄養素の摂取です。
栄養素は全て小腸から吸収され
全身に運ばれるものなので小腸の調子が悪いと
もったいないことになるんですね。
ですからコラーゲンばかりでなく
野菜・果物・発酵食品・食物繊維も摂って
腸を健康に保つようにしましょう。
そしてビタミンC・鉄分・リジンは
アミノ酸からコラーゲンに合成するさいに
使われるのでとても重要です。
リジンはプロペシアやミノキシジルの
効果を上げたり(吸収を助ける)
単体でも髪にいいといわれるアミノ酸でしたね。
要はいろんなものを食べましょう
という話にやっぱり落ち着くんですよね。
<参考>