臭素酸カリウムは発がん性があると世界的に認められた添加物

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グルタミン酸ナトリウムなどの旨味成分や
カラメルやタール系の色素、酸化防止剤・殺菌剤などの
定番の添加物ほど多種多様な食品には使われていませんが、
地味に有名なものもあります。

それが臭素酸カリウムという物質です。

小麦粉処理剤という種類に分類され、
パン製品によく使われていましたが
現在ではほとんど使われていないとされています。

なぜなら発がん性が認められたからです。

それも国際機関であるWHO(世界保健機関)と
FAO(国際連合食糧農業機関)が一緒に立ち上げた
JECFA(合同食品添加物専門家会議)が、です。

当初(1976年)には遺伝子を傷つける性質の変異原性があると
国内で認められるも旧厚生省は変異原性だけでは
禁止に出来ないと市民団体の訴えを退けます。

しかし、その市民団体とは子どもを持つ親の集団。

学校給食で出されるパンに曰くつきの成分が含まれていては
安心できないという親心がめげずに訴え続けた結果、
1980年に日本パン工業会が臭素酸カリウムの使用の中止を決定し、
その加盟企業も次々とそれに従うに至りました。

その後、ラットによる動物実験の結果、
IARC(国際がん研究機関)が人に対して発がん性を示す可能性が
かなり高いグループ2Bに指定します。

さらに前述のJECFAが小麦粉の改良剤として
臭素酸カリウムを使うのは不適当と発表したのです。

それに拍車をかけるように
ビタミンCにも臭素酸カリウムと同様にパンの品質、
つまりふわふわ感を向上させる性質があることがわかり、
ほとんどのパン製品はビタミンCを代わりに使うようになります。

臭素酸カリウムは国際的に発ガン性が認められた食品添加物で一部の大手パン企業が使っていることは有名な話

ということで世界的なお墨付きを得た感じですが、
臭素酸カリウムが全く使われなくなったわけではありません。

実は厚生省は臭素酸カリウムの使用を禁止したわけではなく、
一定の条件をクリアすれば使用してもよいとしているのです。

その条件とは加工の過程において除去すること。

製品ができあがる前に臭素酸カリウムの残存量が
0.5ppbであることを確認できれば今でも使用できるのです。

ppbとはパール・パー・ビリオンの略で
10億分の1の「濃度」を示す単位です。

かなり厳しい数値に見えますが素直に安心することはできません。

一部のパンメーカーの実験にてパンの形や焼成時間により
残存量が大きく異ることが判明したからです。

臭素酸カリウムは熱処理により分解できるそうですが
検出されないほどのレベルにするには時間がかかるので
結果的にパンを焼き過ぎることになるのだそうです。

つまり製品としてお店に並んでいる一部のパンには
規制された値以上の臭素酸カリウムが残存している恐れがあるのです。

規制があるからそういうものは市場に出ないのではないか、
と思う人もいるかもしれませんが、
今は裏でゴニョゴニョするのは当たり前となっている時代です。

そんなこんなで臭素酸カリウムについては
ほぼパンに限定されたものなので裾野は狭い感じではありますが
パン好きの人はかなり多いので気をつけたほうがいいでしょう。

そもそもほとんどのパン製品は精白小麦が原料となっており、
他の添加物もたっぷり使われているものも多いので
結局は薄毛を助長する不健康な食品だと言えます。

農薬不使用で精白や遺伝子操作されていない
健全な小麦を使うならまだしも、
そうでないものが大半となっています。

一部の添加物が使われていないからといって油断せず
成分表示を見る癖をつけてほしいと思います。