FUTとFUEを注意深く比較すると見えてきた大切なこと

スポンサーリンク

FUTとFUE

自毛植毛の話の中で
必ず出てくるのが手術法の優位性です。

一般的に広く用いられているFUTと
トレンドみたいになっているFUEは
どちらのほうがいいのかという話ですね。

今回はその2つを比較する上で
見えてきた大切なことをお伝えしていきます。

「どちらか」ではなく
「どちらも」がポイントになります。

・それぞれの術式の特徴を再確認

自毛植毛手術は大きくFUTとFUEに分かれます。

FUTは簡単に言うと後頭部や側頭部などから
帯状に皮膚を切り取り、
ドナーを採取するという方法で、

FUEは特殊な器具を使用して
直接毛根(ドナー)をくり抜くという方法です。

それぞれの術式の詳しい説明は
下記の記事にてお伝えしています。

⇒FUTの特徴

⇒FUEの特徴

FUTは1990年代後半から登場し、
世界のゴールドスタンダードと言われるほど
信頼性の高い植毛法になります。

なぜ信頼性が高いかというと
ドナーの損失率が少ないからです。

株分け作業は顕微鏡を使って行われるので
誤って毛根を傷つける確率が低いんですね。

気になる所は傷跡が線状に残ることと
痛みを感じる度合いがFUEと比べると
若干高くなる可能性があるといったことです。

FUEの良い所はメスでドナー部位を
大きく切り取らないので点状の傷跡しか残らず、
痛みを感じにくいといった感じです。

また、高い技術を有する医師なら
刈り上げないでドナーを採取することも可能なので
術後もカツラなどで隠さなくても良い利点も。

気になるのはFUE自体が難しい術式で、
毛根切断率がFUTより高くなります。

本数が多くなると手術時間も長くなるので
医師と患者双方に負担が大きくなることも。

・両方の術式を活かすことが重要です

両術式のメリット・デメリットを踏まえた上で
どちらのほうが良いのか迷うと思います。

考え方として理想なのは
両方の術式をうまく活用すること、です。

例えば広範囲の植毛を行う場合は
ドナーがたくさん必要になるので
FUTのほうが断然優位性があります。

2000株以上を採取することを
一般的にメガセッションといいます。

それをFUE方式で行うと、
傷跡が目立つ前にドナー部位の髪が
スカスカになる恐れが高いです。

逆に、m字ハゲを治す程度の
狭い範囲の植毛ではFUEも有効になります。

他にも手抜きな植毛手術による
不自然な生え際の修正や、
坊主頭にしたいなどの理由で
帯状の傷跡を残したくない。

そのような要望に応える場合は
FUEの方に優位性があるといえます。

このようにどちらの術式も
得手不得手があるわけであって
どちらのほうが優れているとは
一概には言えないんですね。

・昨今気になる植毛事情

ただ最近はFUEの技術の進歩により
そちらのほうがもてはやされてる
傾向にあります。

それは国によって違ってくると思いますが
日本ではそのような向きに感じられます。

FUEはメスを使わないので傷跡が目立たない、
痛みが少ない、傷の治りが早いなどの
メリットがあるのは確かです。

しかし、美点ばかり強調するのは問題ですし、
明らかにこっちのほうが悪いと
蔑むような比較はさらに問題です。

実際にFUEでドナーを取りすぎたことで
後頭部がスカスカになって悩む人もいますし
やり直しを求める人も多いのです。

両方の術式の特徴をしっかり把握した上で
どちらにも対応できる
熟練の腕をもつ親身な医師がいること

それこそが植毛クリニックを選ぶ上での
理想的な考えじゃないかと思います。

ちなみにロボットもFUEにあたりますが
それはブレードの直径が大きかったり、
毛根切断率が高いなどの大問題があるので
比較するまでもないという感じですね。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存Evernoteに保存