ゲルマニウムは健康に良いと言われてますが…摂り過ぎは危険

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ゲルマニウムという成分の名前を聞いたことがある方は多いかもしれません。

近年、健康効果があるとちょっとした話題になったことで
いろいろな健康グッズが出るようになりました。

ゲルマニウムを含む金属製のローラーを顔などの皮膚に使う美容グッズや、
サプリメントで体内から対策するものなどです。

ゲルマニウムは免疫力を強化したり新陳代謝を活発にしたりがん予防になったりと
いろいろな効果があるとよくいわれているので注目する人は今でも多いと思います。

ところがいまのところゲルマニウムの健康効果については
医学的に証明されているわけではなく、
そもそも人体にとって必要なのかどうなのかも
はっきりわかっていないのが現状です。

一応がんに効く効果があるなどの研究報告はあるようですが、
まだまだ不明瞭な点が多いので注意喚起されています。

唯一医薬品として認められているプロパゲルマニウムは
ウィルス性のおB型慢性肝炎に有効ということで
健康増進として認可されてるわけではありません。

ゲルマニウムには有機と無機の2種類があり、
前者は経口摂取できるもので後者は健康器具に用いるものです。

無機ゲルマニウムを飲むと腎臓に有害であると
かねてからわかっていましたがそれを無視した業者により
死亡事故が起こった痛ましい過去があります。

健康ブームに悪い意味で便乗したわかりやすいケースです。

一方、有機ゲルマニウムは飲むことができる安全なもので、
いろいろな不調が取れたなどの体験談が散見できますが、
飲み過ぎると死亡する一因となってしまいます。

健康器具として体に身に付けたりする分には
そこまで危険な報告は見当たりませんが、
それにより肌の調子がよくなるなどの決定的な効果は
いまのところないということを認識しておいてください。

ゲルマニウムは一部の育毛製品にも使われていて健康的にも重要なミネラルですが摂り過ぎは禁物

そんなこんなでゲルマニウムに関しては
にんにくをはじめ自然の食品から摂取することだけを
意識すればいいのではないかと思います。

ゲルマニウムを含む食品はにんにくの他にキノコの一種である
サルノコシカケ(霊芝:れいし)やシイタケから高麗人蔘、
アロエ、蜂蜜、クコの実、ウド、クロレラ、スピルリナ、
そしてミネラルウォーターなどにも含まれています。

今回挙げた食品は代表例であって、他にも極微量ながら含まれているとのこと。

ただ上記の食べ物や飲み物も微量なことには変わりなく、
量を気にする成分ではないと思います。

健康に役立つものは髪にもいいものと言えますが、
基本は生鮮食品を調理して程よくバランスを考えて食べるのが基本になります。

ゲルマニウムが育毛に役に立つかどうかも
役に立たないかもよくわかっていませんが、
なんでも適度であることが大原則ですので
サプリを試すにしても所要量は気をつけてください。

特に死亡例がある成分についてはより一層注意を払うようにしましょう。

<にんにくの成分ごとの考察>

にんにくと髪の健康の考察
アリシン(アホエン)
オリゴ糖
カリウム
ゲルマニウム(この記事)
システイン
食物繊維
スコルジン(スコルニジン)
セレン
スルフィド類
ビタミンB6
モリブデン