オクラは育毛的にも重要と言える野菜|食物繊維の含有率が高い

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緑黄色野菜は健康の代名詞的存在であり、
その地位はいろいろな食品が登場してきた現代でもゆるぎないもの。

その中でも度々注目されるもののひとつにネバネバ食品なるものがあります。

その名の通りネバネバした独特の液体を含む食品で、
体に良い成分がいろいろ含まれていることで有名です。

納豆など人工的に作り出したものもありますが、
オクラのように元からネバネバ成分を含有した野菜もあります。

今回はオクラと育毛の関係について迫っていこうと思います。

オクラで注目すべきはやはりネバネバ成分です。

あのネバネバの主成分は食物繊維になります。

育毛というとミネラルやタンパク質(アミノ酸)ばかりに
目が行きがちですがある意味食物繊維のほうが重要です。

食物繊維は糖の吸収を穏やかにするだけでなく、
有害な物質の排泄や腸内の善玉菌を増やす作用などがあり、
健康の要ともいえる成分です。

食物繊維は体に吸収できないので栄養学において
長らくゴミ扱いされてきた成分ですが、
現在ではその考えが180度転換しています。

糖の吸収を抑えるということは血糖値の上昇を防ぎ、
体内において糖化を起こしにくくすることを意味します。

糖化とは糖質とタンパク質が結びついて
AGEsという老化物質が生まれる現象のことをいいます。

AGEsはこのブログでも何度もお伝えしていますが、
血管やコラーゲンを劣化させるとんでもない物質で
それが育毛の妨げになっていることがわかりはじめています。

オクラは食物繊維が多い貴重な食べ物のひとつで体の健康や育毛のためになる

現代人はビタミンやミネラルもそうですが、
繊維質の摂取も減少傾向にあるので
オクラはその一助となる重要な食べ物とも言えます。

オクラには100gあたり約6~7gの炭水化物を含みますが、
その80~90%が食物繊維で占められています。

そして特筆すべきはペクチンの含有量が多いこと(約1.5g)

ペクチンとは水溶性食物繊維の一種で、
整腸作用があることで知られる成分ですが
主に海藻類に含まれているものなので不足しがちな特徴があります。

ペクチンは糖の吸収はもちろんコレステロール値も
正常にするなどの効果があることがわかっているので
オクラは身近にある貴重な繊維補給食品とも言えますね。

腸は免疫の多くを司る最重要器官であり、
体の調子を整える=健康を維持・増進する上で最も基本となる臓器です。

免疫力の低下は体全体のパフォーマンスを低下させることに繋がり、
髪への栄養補給がより一層後回しになることにもなります。

もちろんオクラもビタミンやミネラルが多く含まれていて、
タンパク質と脂肪分が少ない点は他の多くの野菜と共通しています。

オクラはアフリカ北東部などが原産と言われており、
日本に伝わってきたのは江戸時代の終わり頃で、
一般に広く伝わったのは昭和30年代と言われています。

日本ではそんなに歴史は古くないですが、
紀元前から食べられていたと言われているので
世界での歴史はとても深い食べ物なのです。

髪のために何を食べればいいのかと悩む方が多いですが、
そういう時は原点に還って歴史を参考にすればいいと思います。

<他の野菜に関する記事(あいうおえ順)>

⇒ アスパラガス
⇒ オクラ(この記事)
⇒ 南瓜(かぼちゃ)
⇒ からし菜
⇒ クレソン
⇒ ケール
⇒ 小松菜
⇒ 紫蘇(しそ)
⇒ 春菊(しゅんぎく)
⇒ スプラウト
⇒ ツルムラサキ
⇒ チンゲン菜
⇒ トマト
⇒ なずな
⇒ ニラ
⇒ ほうれん草
⇒ 水菜
⇒ 三つ葉
⇒ モロヘイヤ
⇒ よもぎ
⇒ ルッコラ
⇒ レタス
⇒ 野菜と育毛の関係の考察まとめ

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