よもぎの栄養価の高さと育毛効果について考察|特殊な成分が多い

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よもぎ(蓬)は日本中に自生するキク科の多年草で、
ときにはその花粉がアレルギーの原因になるとして
毛嫌いされることもある植物ですが、栄養価が優れていることから
緑黄色野菜のひとつに数えられてることをご存知でしょうか?

薬草(生薬)やお茶、お灸などにも活用されていることから
地味に私たちの生活に密接に関わっています。

そしてヨモギは育毛効果があるとしても地味に知られており、
中にはシャンプーや育毛剤にもその成分を配合したものもあります。

そこで今回はよもぎについて触れていこうと思います。

まずよもぎに含まれる一般的な栄養成分ですが、
緑黄色野菜に分類されてるだけのことはあります。

むしろ下手な緑黄色野菜よりも全体的に栄養価が高めな印象です。

βカロテンは100g中5300μgほどとほうれん草並に多く、
炭水化物は野菜にしては少し多めの8g強ですが、
そのうちの9割は食物繊維なので血糖値を無駄に上げる心配はほぼなしです。

脂質は0.5g以下と他の野菜と大差ないですが
たんぱく質は約5gと少し多い感じとなります。

ビタミン類はひと通り含有しており、
中でも葉酸が約190μgとかなり多い方です。(ほうれん草と同等)

葉酸は血管年齢を若返らせる作用があるビタミンB群の一種で、
髪も含めあらゆる組織に有益な栄養素になります。

ナトリウムの過剰摂取に待ったをかけるカリウムも約890mgと多く
カルシウムも約180mgと下手な乳製品より効率よく摂れます。

そして血液(赤血球)の材料となる鉄分も約4mgと多い特長も。

このような感じで全体的にみると緑黄色野菜の中でも
かなり栄養価が高めの素晴らしい食べ物だということがわかります。

しかし、それだけだとなぜ育毛効果があると
具体的にいえるのかはよくわからない感じです。

栄養価が高いだけで育毛に効果があると特筆できるのなら
野菜や果物などの自然食品はすべてそう言えてしまいます。

もちろん自然の食品は間接的にすべて育毛に関わるといえますが、
育毛グッズに応用されてるところをみるとそれなりのわけがありそうです。

ヨモギには5大栄養素の他にも色々な特殊成分を多く含んでいることから育毛効果があると期待されている

ざっといろんな情報を散見してみると、
どうやら5大栄養素以外の特殊な成分が豊富なことが
育毛にも良いのでは?と言われるようになったのだと考えられます。

よもぎには過酸化脂質(活性酸素によって劣化した脂質)の生成抑制や
アレルギーに関係するヒスタミンを抑制するタンニン、

血液の流れを良くしたり殺菌や免疫力にも関わる葉緑素の一種クロロフィル、

同じく血液浄化作用があるβシトステロール、

循環器・脳・細胞膜の抗生物質となるコリン、

髪の成長に深く関与する甲状腺ホルモンの材料となるヨウ素、

他にもαピネン、サポニン、カンフェン、ミリセン、テルピネン、
シオネール、アルテネッシアケトン、クマリン、ツヨンなどなど

いわゆるポリフェノールやフラボノイドなどに分類される
特殊な成分も数多く含有することがわかっています。

それらの多様な成分が健康を増進することに役立つことから
育毛にも繋がるのではないかと一部の研究者が注目し、
世に少しずつ知られるようになったのではないかと思われます。

そんな感じでどの程度の効果が発揮されるかは不明までも、
自然の食物が健康に役立つという原則をふまえると
薄毛対策として取り入れて全く損はないと思います。

自然のまま食べてもいいですしお茶としても販売されてるので
自分の好みにあった形でいただきましょう。

<他の野菜に関する記事(あいうおえ順)>

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⇒ 紫蘇(しそ)
⇒ 春菊(しゅんぎく)
⇒ スプラウト
⇒ ツルムラサキ
⇒ チンゲン菜
⇒ トマト
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⇒ ルッコラ
⇒ レタス
⇒ 野菜と育毛の関係の考察まとめ

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