ニラは定番の緑黄色野菜のひとつで正しく食べれば育毛にも貢献する

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ニラ(韮)は様々な料理に使える定番の野菜で、
栄養価が高い緑黄色野菜のひとつに分類されています。

緑黄色野菜は抗酸化物質として有名なβカロテンを
100gあたり600μg以上含むものと定義されてますが、
ニラはそれを遥かに上回る3500μgも含有しています。

多ければいいというわけでもないと思いますが、
自然の食材はサプリなどと違い他の複数の栄養素も同時に、
しかも適量摂ることができる特長があります。

全体的に見ると栄養素の量はどれも控えめな感じですが、
動物性食品に頼ることなくカルシウムやマグネシウムなどの
ミネラルやビタミンを摂取できるだけでも恩恵があるといえます。

髪と関係が深いと言われる亜鉛もごく少量(100g中約0.3mg)ですが
野菜は良質な水分や栄養素を補給しつつ解毒を促すなど、
本来人間が行うべき機能を補うために摂取するものでもあります。

ですから間接的に育毛にも貢献することになります。

βカロテンやビタミンCをはじめとした抗酸化物質が不足すると
活性酸素の害によりどんどん体は老化の一途をたどり、
生命を維持するのに精一杯になって髪を育てる余裕がなくなります。

消化に負担をかけない野菜や果物を摂取して
デトックス(解毒)をすることが本当の健康効果を生み、
やがて育毛へと昇華していくことになります。

にらだけでなく他の野菜でも栄養価が高いから育毛に良いと
短絡的な解説文が目立ちますがそれだけでは不十分です。

(ちなみにニラには一般的な栄養成分の他にもCSOという特殊な成分も含みます。

それは硫黄化合物の一種で、それがニラの血流促進や感染、
そして癌予防などの健康効果の大きな根拠となっているようです。

にんにくも同じような理由で健康効果があると謳われてますが、
ニラとは硫黄化合物の主成分が異なることから、
ニラとにんにくを単純に同一視できない可能性があります。

にんにくにはアリインという成分が多く含まれてますが、
ニラにはメチルシステインスルホキシドという成分が主体とのこと。)

ニラは食べ方に注意すれば健康増進に役立つ緑黄色野菜なので育毛にもよい

兎にも角にも、ニラは健康食品のひとつと言えるので、
髪の健康維持・増進のためにも取り入れて損はないでしょう。

ニラは紀元前から栽培され、日本には弥生時代に伝わったと言われる
歴史のある食べ物で長らくお世話になってきたもののひとつです。

同じ株から3~4回も収穫できて、
暑さにも寒さにも強く年中食べれる優れた特長があります。

ただ注意してほしいのは食べ方です。

例えばニラ玉といった定番料理では甘く味付けすることが
少なくないと思いますが、それだと血糖値の上昇や
動物性たんぱく質を摂ることにもなるので
せっかくのニラの健康効果の足を引っ張ることになりかねません。

どうせ甘くしたいのなら未精製の砂糖を使うようにし、
なるべく動物性蛋食品と絡めないサラダや簡単な炒めもの、
味噌汁のほうが健康的に良い物になると思います。

<他の野菜に関する記事(あいうおえ順)>

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⇒ 南瓜(かぼちゃ)
⇒ からし菜
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⇒ ケール
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⇒ 紫蘇(しそ)
⇒ 春菊(しゅんぎく)
⇒ スプラウト
⇒ ツルムラサキ
⇒ チンゲン菜
⇒ トマト
⇒ なずな
⇒ ニラ(この記事)
⇒ ほうれん草
⇒ 水菜
⇒ 三つ葉
⇒ モロヘイヤ
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⇒ ルッコラ
⇒ レタス
⇒ 野菜と育毛の関係の考察まとめ

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