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栗は育毛食と言えるのか考察|要注意な栄養素を多く含んでます

栗はそのまま食べたりお菓子に利用されるなど
日本人にはとても人気が高い食べ物のひとつです。

可食部はトゲトゲの中にあり、大きさや味・間食などが
関係しているのかどうかは不明ですが果実類と言われることがあります。

しかし、栗の分類は正式には種実類、つまりナッツ類なのです。

ナッツ類というと近年世界中で健康食品として注目され、
一部のアメリカのサイト(トップテンオブシティ)では
髪にいいとされる食べ物で2位とランク付けされた食品です。

よって今回は栗の栄養素から髪(育毛)と関連があるといえるのか、
育毛食と言っていいのか考察していきたいと思います。

まず栗で注目されるのはビタミンCの多さです。

ビタミンCは主に野菜や果物に含まれている栄養素で、
ナッツ類には少ないという特徴があります。

例えば栄養価の高さで定評のあるクルミは100g中1.3mg、
カシューナッツは0.5mg、ピスタチオは5mgほど、
アーモンドにいたってはほとんど0となっています。

ところが栗には26mg程~33mg程も含まれており、
他のナッツ類とは確かに一線を画す量だということがわかります。


ビタミンCは抗酸化物質であり免疫力などに役立つとても重要な栄養素で、
タンパク質の合成や亜鉛の吸収効率にも影響するので
たびたび育毛の話でも出てくる代物です。

また、栗の場合はビタミンCがでんぷんに包まれているらしく、
それにより加熱しても失われにくいと言われています。

そして渋皮にはタンニンというポリフェノールが含まれており、
その強力な抗酸化能力が注目されています。

活性酸素は外敵を退治する際に必要な物質ですが、
それが必要以上に増えると正常な細胞にまでダメージが及び、
体全体の老化を促進させることになり育毛的にもよくありません。


・他のナッツ類と比べて目立つもう2つの点

ビタミンCの多さやタンニンの他に、
栗にはナッツ類でよく見られない特徴があと2つあります。

1つは脂質の含有量がとても少ないこと。

通常ナッツ類は脂質が中心となっている食物なので
その割合は50~80%弱とかなり高い水準となっていますが、
栗にはわずか0.5%(100g中0.5g)しか含有していません。


現代人にとってより重要となるオメガ3系のリノレン酸より
オメガ6系のリノール酸のほうが多いという特徴は同じですが
含有量が他のナッツより圧倒的に少ないのです。

そして炭水化物が35%以上も含んでいるのが最大の特徴となります。

他のナッツにも炭水化物は含まれていますが、
栗ほど多く含んでいるものはありません。

カロリーが少ないからと調子に乗ってバクバク食べていると、
糖質過多となって血糖値を急上昇させる恐れが高く、
そういう意味で最も注意が必要なナッツだと言えます。



栗は人気が高いナッツですが炭水化物を多く含むので食べ過ぎは育毛の妨げになる可能性があります



カロリーが低いのは脂質が少ないだけであって、
実はヘルシーとはかなり言い難いものなのです。
(ナッツ類は100gで500とか600kcalほどが通常ですが、
栗は160kcal程しかないので油断しやすいと思われます)

血糖値があがると老化物質のAGEsが多く発生してしまい、
血管や皮膚のコラーゲンをはじめ体中の臓器に悪影響を及ぼします。
当然抜け毛の多さや育毛の効率にも影響してきます。

ちなみに血糖値の上がりやすさの指標であるGI値は60と、
炭水化物が主流の食べ物である玄米と匹敵する値となります。

高GI食品とはいえないまでも一定の注意が必要なのはわかります。


・栗は嗜好品とみなして接するべき

栗は炭水化物が主流の食品であり良質な脂質が少なく、
タンパク質も100g中3g弱とかなり少ない。

他のビタミン類やミネラルも幅広く含んではいるものの
特にこれが多いといったものは見当たらず、
アミノ酸にも同様のことがいえます。

あと先ほどの補足ですが、ビタミンCが多いと定評になってはいますが、
それは他のナッツ類と比べたらの話であり、
ビタミンCの主な補給源になるとは言い難いです。

ビタミンCを摂るなら緑黄色野菜や果物(少々)を食べたり、
柿の葉茶を飲んだほうがよっぽど効率的だと思います。
例えばブロッコリーだとビタミンCが
100g中120mgと、栗の4倍も多く含まれています。
(それに野菜やお茶なら血糖値もほとんど上げずに済みます)

そしてタンニンについても緑茶などでも採れるので
栗にばかり注目しなくても抗酸化物質は摂取できます。


このような感じでメリット・デメリット両面を見ていくと、
栗は育毛食とは言いにくい微妙な食べ物であり、
あくまで嗜好品として少々食べるのがいいのではないかと思われます。


適量とされるのは10粒とされますが
それだと100gを超える可能性が高いので多いと思います。

大きい粒だと1つで20gを超えるものもあるので、
大きめのものは2~3粒、小さめのものでも4~5粒程度に
セーブしておいたほうがいいのではないでしょうか。


ナッツ類は植物の原点であり評判も高いことから
どれも栄養価が豊富で優れ髪にも良さそうというイメージがつきやすいかもしれません。

しかし、必ずしもそうとは言い難いということを
これを機に改めて認識してほしいと思います。

縄文時代の遺跡からも出土していることから
昔から日本人が食べてきた歴史あるものとの評価もありますが、
物事は常に客観的に見ることがとても重要です。

それにより変な育毛グッズで損をする可能性も減らせると思います。



<他のナッツ類の考察記事一覧>

⇒アーモンド

⇒カシューナッツ

⇒くるみ

⇒ピスタチオ

⇒マカダミアナッツ

⇒かぼちゃの種

⇒ヘーゼルナッツ

⇒ピーカンナッツ

⇒松の実

⇒ひまわりの種

⇒スイカの種

⇒栗(くり)(この記事)

⇒銀杏の実(いちょうのみ)

⇒胡麻(ごま)

⇒ブラジルナッツ

⇒椎の実(しいのみ)

⇒ココナッツ

⇒ナッツ類の考察まとめ


<参考>

⇒トップテンオブシティが発表した髪にいい食べ物ランキング



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